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【観光スポット】 奈良明日香村をレンタサイクルで走る 【新西国霊場 第九番札所 鳥形山 飛鳥寺】

石舞台古墳から飛鳥寺へ

■という事で前回石舞台古墳をで軽く涼んで駐輪場へと戻りレンタサイクルで飛鳥寺へと向かいます。ルートは以下の通りです。

【観光スポット】奈良明日香村をレンタサイクルで走る【橿原市昆虫館・石舞台古墳】真夏の32度の炎天下の奈良明日香村をレンタサイクルで巡る事になりました。最初の目的地である橿原市の昆虫館は午前の部が終わっており待ち時間が発生したため石舞台古墳へと移動することになりました。大きな古墳に驚きを隠せませんよ。そして涼しいんです!...

■自転車で10分もかからない場所なのですが昼過ぎの強烈な日差しが4人を襲います。。。

■しばらく進むと左手に飛鳥寺の看板が!僕は全く位置関係を把握していないので看板を見るだけでほっとします。

■そして到着です。日差しが暑すぎる、、、

★飛鳥寺の基本情報は奈良県観光[公式サイト]
飛鳥寺|あをによし なら旅ネットをご覧ください

飛鳥寺を拝観する

■駐車場は30分無料です。

受付を済ませて本堂でお話を聞き終わるまで約10分。蘇我入鹿首塚と展示物に20分でトータル30分だとギリギリかな??

■この看板には『御一読を』となっており端的に書かれています。少し硬い文章なのでかみ砕く必要があります。

■門をくぐった右手が参拝受付です。門も看板も凄く綺麗ですね。

拝観(香華)料は個人ですとこのような感じ。小学生以下は無料なのでしょうか?

  • 大人・大学生…350円
  • 高校生・中学生…250円
  • 小学生…200円

釈迦如来像(飛鳥大仏)

■中に入ると重要文化財である飛鳥大仏が現われました!写真撮影もOKですよ。

■身体の向きに対してほんの少し右方向にお顔が向いています。(僕からは左方向)不思議だったので尋ねてみると、、

お釈迦様のお顔の向いている方角は『聖徳大使の生まれたお寺である橘寺に向いている』との事。ちゃんと理由があったのですね。

■飛鳥大仏の特徴をざっとあげると以下の通り

  • 時代 … 609年(定説ですが諸説あり)約1400年前
  • 仏師 … 鞍作止利(くらつくりのとり)飛鳥時代の渡来系の仏師
  • 使用した材料 … 銅15t・黄金30kg
  • 大きさ … 丈六像(じょうろく)で座像(8尺)の像高2.75m
  • 過去には落雷なども受け損傷が激しく数回補修されている
  • 当初は光背があり脇侍がいた

■当初は法隆寺釈迦三尊像と同様の三尊形式。完成した当時の図になりますが脇侍(きょうじ)の姿は描かれていません。

■暫くすると飛鳥寺の案内が始まりました(動画参照)

ベースノイズは多いですが端的で分かりやすいのでお勧めです。

その他の仏像など

■阿弥陀如来坐像 … 木造:藤原時代。

■聖徳太子孝養像 … 木造:室町時代。16才のとき父である用明天皇の病気回復祈願祈願されているお姿です。

入鹿の首塚へ

■お寺の西側には「入鹿の首塚」である五輪塔(主に供養塔・墓として使われる)があります。

■大化の改新で殺害された蘇我入鹿の首が飛鳥板蓋宮(あすかいたぶきのみや)から600m離れた飛鳥寺まで飛んできたと言う伝説や、襲ってきた首を供養するためにそこに埋めたとか、逃げてきて絶命した場所だったという見解もあり実際どれが本当なのでしょうね?

■首塚の手前にコキアが植えてありました。かわいいですね。夏なのでまだ赤く色づいて無かったです。なのですが所々赤いです。

■ぽつんと立っています。周りは田園が広がり横は畑になっています。特別場所なんですが日常に溶け込んでいることが少し不思議に思いました。

■無念であったでしょう。蘇我入鹿の暗殺は平穏な日常の中で突然起きた事だったのか?それともいつ何が起きてもおかしく無いようなピリピリした空気だったのか?気になりますね。。

大化の改新とは

時間軸に沿って簡単にまとめるとこんな感じです。

  1. 聖徳太子が亡くなる
  2. 蘇我氏の独裁政権が加速し天皇を脅かす
  3. 天皇継承者に聖徳太子の子である山背大兄王と田村皇子(後の34代舒明天皇)の名が上がる
  4. 蘇我氏が田村皇子を無理やり天皇にする
  5. 独裁政権を快く思わない中臣鎌足と中大兄皇子が蹴鞠で仲良くなる
  6. 暗殺計画が持ち上がる
  7. 三国の調※1という儀式の場で蘇我入鹿を暗殺する事に
  8. 切られた首が飛鳥寺まで飛んでいく※2
  9. 暗殺成功後蘇我氏は滅亡する。
  10. 35代皇極天皇は退位し36代孝徳天皇へ天皇の位を譲る
  11. 中大兄皇子は皇太子になり実権を握る
  12. その後氏姓制度の廃止や律令国家へと推し進めていきました。

※1『三国の調』:新羅・百済・高句麗の3カ国の使者が日本にやってきたときに行われる儀式

※2 後世の伝説によると天も恐れぬ悪人で、超自然能力を持つ魔人であったとされる。

まとめ

■蹴鞠といえば水滸伝の高俅を思い出しますし、同じ様に首級(しゅきゅう)が飛んで行った平将門を連想させますし、今に伝わる話には共通点を見出せることが多いですね。

客人を迎えている儀式の席で暗殺が行う事ができたのだろうか?とも思いますし伝説になっている時点で話がマシマシのモリモリなのかな?とも思います。都合のいいように変えられた事実も沢山あるのかなと思います。

個人的には飛鳥大仏が昔のままの姿で残っていたらどのような姿だったのか気になりますね。

という訳で、飛鳥寺を後に橘寺へと向かいました。次も自転車で向かうのですが入り口を間違えて裏口に到着するのです。。。

奈良には今年中に談山神社と曽爾高原(ライトアップが見たい)をセットでもう一度行きたいのですが、、、ではまた!

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